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【3271】ads.FM「三重の映画に恋をして」〜VOL.19「ゴジラ」 事務局 田中 忍
メール tnk@orange.ocn.ne.jp 
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    当委員会会長の田中忍が、ads.FMで三重県ゆかりの映画について話を
   しています。コーナータイトルは「三重の映画に恋をして」、略して「みえこい」です。
    第19回目は次のとおり12月24日(月・祝)の放送です。本放送は、インターネット
   でもお聴きいただくことができます。
          詳しくは、ads.FMのホームページでご確認ください。
    http://www.advanscope.jp/fm/     
          放送日時:平成30年12月24日(月・祝)12時20分から12時38分(予定)まで
          放送局:コミュニティFM『ads.FM』
          番組名:banwago station
          ナビゲーター:北山ヒロトさん
          紹介映画:「ゴジラ」(本多猪四郎監督、1954年)
     記念すべき第1作「ゴジラ」は三重県鳥羽市で撮影されました。
     「ゴジラ」誕生の秘話、鳥羽市に縁のある本多猪四郎監督、そして特撮を担当
     した円谷英二の話題などをお話しします。
         放送内容は、放送終了後、このページで掲載します。

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投稿日 2018/12/21 (Fri) 1:39:15
更新日 2018/12/21 (Fri) 1:40:55
 

【3272】Re:ads.FM「三重の映画に恋をして」〜VOL.19「ゴジラ」 田中 忍
メール tnk@orange.ocn.ne.jp 
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放送内容

「ゴジラ」は一昨年前に大ヒットした「シン・ゴジラ」の後、「ゴジラ」のアニメが製作され、これまでに邦画で32作、アメリカ映画で2作が製作されています。今後、渡辺謙が出演するアメリカ映画「ゴジラ キング・オブ・モンスター」が来年5月に公開されますし、小栗旬が出演するアメリカ映画「ゴジラVSコング」が製作途中です。

60年以上にわたり人々に愛されている「ゴジラ」の第1作が三重県鳥羽市でロケされています。ゴジラが「ガオー!!」と小高い山から登場するシーンが、鳥羽市石鏡での撮影で、当時、石鏡地区の人々約300名がエキストラで出られたとのことです。でも、実際、ゴジラが登場するという現実はないので、スタッフが「あの雲の方向に『ゴジラ』が現れ、こちらに近寄ってきますので、『キャー!』と言って逃げてくださいね。逃げないと食べられちゃいますよ。」みたいな事を言ってエキストラの方は逃げ回ってもらったのです。

さて、1作目の「ゴジラ」には961万人、2作目「ゴジラの逆襲」には834万人、そして3作目の「キングコング対ゴジラ」では何と1255万人と、シリーズ最高の観客動員数がありました。しかしこれをピークに観客動員数は減少して100万人まで落ち込みました。ただ、1作目が1954年、2作目が1955年、3作目が1962年といわゆる昭和30年代は「映画が娯楽」と言われた時代、つまり「映画しか娯楽がなかった」時代なので映画館へ行かれる人は多かったのですね。

1作目の「ゴジラ」誕生のエピソードは社会的な背景で描かれていて、現実感がありました。1954年、ビキニ環礁でアメリカが第二次世界大戦後初の水爆実験を行ったのです。この時、日本のマグロ漁船・第五福竜丸が被ばくをし、日本では大きな社会問題になりました。これが3月の事です。一方、東宝の映画会社では、新作の企画がまとまらず、あるプロデューサーが「核爆発の結果地底に眠っていた恐竜が現代に復活するというストーリーはどうでしょうか」と発言。これに賛同。「ゴジラ」誕生と繋がりました。4月の事です。5月にはストーリーを考え、6月に脚本完成、8月には鳥羽市のロケで撮影がスタート、11月3日に公開というスケジュールでした。「ゴジラ」第1作は、東宝が社運をかけて極秘で製作を始めた映画です。当初、『G作品』というタイトルの脚本だったそうで、日本初の怪獣映画を成功させようと、スタッフの頑張りが集結した映画だと言っていいと思います。

具体的には、ストーリーが非常にリアルです。冒頭、漁船がぴかっと光ったものに遭遇し巨大生物に襲われるというシーンは、現実に起こっているビキニ環礁で被爆した第五福竜丸の事件を思わせ、観客に緊張感を与えます。そして、水爆実験のため、安住の地を追い出され怪獣が出てきたという設定も、同様に説得力があります。そしてこの怪獣は被爆をしているので、地上での足跡には放射能汚染が検知できる。さらに、その側には200万年前の化石の空が落ちている。また水爆実験にも耐えた肉体を、この怪獣は持っているので、撃退する方法が見つからない・・・と科学的根拠がベースになっているストーリーなのです。

俳優たちの演技も緊迫感がありました。テレビ棟の上で実況中継するアナウンサー…逃げようとせず必死で、ゴジラが近づいてくることを叫んでいました。

そしてゴジラの中に人が入って、ゴジラを動かしています。だから、人間の体に合わせ建物や電車、自動車も小さく、つまりミニチュアに作っています。この作り込みが、素晴らしいです。あたかも、そこに都市があるように、ミニチュアセットで再現されますね。概ね、実物の25分の1だそうです。いかにリアルに見せるか、そこが人間の知恵の出しあいですね。特撮の指揮を取ったのが円谷英二(つぶらやえいじ)という人です。『特撮の神様』と言われました。円谷英二の出身地である福島県須賀川市に「円谷英二ミュージアム」が今月8日に完成し、来年1月11日から一般公開されます。報道によりますと、高さ2メートルのゴジラスーツ、いわゆる着ぐるみですね。これが並んだり、怪獣や兵器など約50点のフィギュアが並ぶとのことです。

また、本多猪四郎監督は鳥羽市との関連が強いのです。鳥羽市が平成20年1月に策定した鳥羽市観光基本計画の資料として作られた「観光史 略年表」の中から本多猪四郎監督関連の部分を抜粋しました。
〇昭和24年4月15日 新指定の国立公園「伊勢志摩」をテーマに、東宝教育映画製作所による教育映画のロケーションが伊勢・鳥羽・志摩の各地で始まる。脚本・監督は本多猪四郎。7月2日に宇治山田市で試写会が開催された。
〇昭和26年5月9日 本多猪四郎監督の東宝映画『青い真珠』のロケが5月9日から6月30日まで鳥羽志摩全域で行われる。近畿日本鉄道及び三交志摩交通はロケ地を一周する「青い真珠号」を8月25日から9月14日まで運航。
〇昭和29年8月7日 本多猪四郎監督の東宝映画、第1作『ゴジラ』のロケーションが、海上保安庁第4管区海上保安本部の協力を得て鏡浦村石鏡を中心に始まる。

本多監督は鳥羽市がお好きだったのだろうと思います。

曲:「ゴジラ」メインタイトル(作曲:伊福部昭)
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投稿日 2018/12/25 (Tue) 23:48:14
更新日 2018/12/25 (Tue) 23:48:14
 


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