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【3268】FMなばり「三重の映画に恋をして」〜VOL.18「アイコ十六歳」 事務局 田中 忍
メール tnk@orange.ocn.ne.jp 
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    当委員会会長の田中忍が、FMなばりで三重県ゆかりの映画について話を
   しています。コーナータイトルは「三重の映画に恋をして」、略して「みえこい」です。
    第18回目は次のとおり11月25日(日)の放送です。本放送は、インターネット
   でもお聴きいただくことができます。
          詳しくは、FMなばりのホームページでご確認ください。
     http://www.advanscope.jp/fm/index.html
          放送日時:平成30年11月25日(日)11時20分から11時38分(予定)まで
          放送局:FMなばり「なばステ」
          番組名:weekend mix
          ナビゲーター:田口知恵子さん
          紹介映画:「アイコ十六歳」(今関あきよし監督、1983年)
     当時16歳の高校生・堀田あけみが書いた「1980 アイコ十六歳」が原作
     を23歳の今関あきよしが監督、125,000名の中からオーディションで
     選ばれた、当時、中学生だった冨田靖子のデビュー作です。伊勢市二見、
     津市栗真でロケがされています。    
         放送内容は、放送終了後、このページで掲載します。
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投稿日 2018/11/22 (Thu) 2:45:40
更新日 2018/11/22 (Thu) 2:46:23
 

【3270】Re:FMなばり「三重の映画に恋をして」〜VOL.18「アイコ十六歳」 田中 忍
メール tnk@orange.ocn.ne.jp 
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放送内容

「アイコ十六歳」の主役を選ぶためのオーディションは全国各地で開催され、応募総数127,000名の中から、冨田さんは選ばれました。当時、映画のオーディションというのは珍しく、沢口靖子や長澤まさみらを輩出した東宝シンデレラというオーディションがありますが、「アイコ十六歳」公開の翌年1984年から始まっています。因みに、森昌子、桜田淳子、山口百恵、ピンクレディー、岩崎宏美、中森明菜らをデビューさせた、日本テレビ系「スター誕生!」は、1971年から1983年まで続きました。

「アイコ十六歳」は、16歳の高校生・堀田あけみさんが書いた「1980 アイコ十六歳」が原作になっています。1981年に、この小説は文藝賞を受賞し、当時は最年少の受賞ということと、高校生が高校生の目線で書いた本として非常に話題になりました。監督の今関あきよしは当時23歳、それまで自主制作の映画を撮り続け、商業映画は本作がデビューとなります。またこの映画の製作会社アミューズシネマシティという会社は、当時、サザンオールスターズを抱えていたアミューズという音楽会社が、映画製作も行おうと立ち上げた会社で、今関監督にしろアミューズにしろ、次に続けるための大事な一作でした

なお、監督はこれまで気の合う仲間と自由に映画製作を行ってきたわけですが、この映画は全国の映画館でお金をもらって上映される作品、そしてスタッフも長年、プロの撮影現場を経験してきたという人たちに囲まれて監督をしたことから、プレッシャーとともに「自分らしさがどこまで出せるのか」という葛藤とジレンマもあったと思われます。撮影現場で、監督があるシーンを撮影し「OK」と言うと、周囲のベテランスタッフから「あれでいいの?」という声掛けもあったというエピソードも耳にしました。が、学生映画を作っていた若い世代には、自分たちも頑張れば認めてもらえるという励みになったのも確かです。

映画も小説にも若い人の自殺というエピソードがあって、16歳の少女は、既に「死」というものに向き合って、まじめに考えており、当時の私は、16歳の少女は大人びた感覚を持っているのだと驚いていました。

映画は、35年前のもので、当時、何が流行っていたのかとか、どんな世相だったのかというのが垣間見れます。『ぶりっ子』とか『暴走族』とか、友達に電話をするのもまだ携帯がない時代なので、公衆電話でかけて、最後に10円玉が落ちる時にブーとなる。ああ、あと少しで電話で話すのが終わるんだという寂しさや緊張感を思い出します。

この映画はアミューズという音楽会社の関係で製作されましたから、原由子やサザンオールスターズの歌が流れてきます。夜の海岸で花火をしていて、女の子が恋焦がれていると感じさせるシーンにサザンの歌が流れ、まるでミュージックビデオと思わせる、とてもいいムードなシーンは、津市の三重大学付近にある栗真の海岸で撮影されました。また、合宿のシーンは伊勢市二見町で撮影されました。旅館の看板が出てきますが、今も残っている「麻野館(あさのかん)」で撮影されています。この麻野館は、映画でも風情ある建物として映っていますが、明治26年に建てられた歴史ある建築物です。玄関、広間、土蔵などが明治から昭和にかけての観光の変遷を表していると評価されて、国の有形文化財に登録されています。その他、二見での撮影は、弓道部が浜辺近くで練習するシーンが池の浦海岸。お寺やお寺に通じる階段のシーンは二見の太江寺(たいこうじ)での撮影です。このお寺も1300年前の奈良時代に建立された歴史あるお寺です。サザンの歌が流れる浜辺のシーンは、本来、池の浦海岸で撮影する予定だったのですが、この地域は、伊勢志摩国立公園の指定を受けているため、花火は禁止と言われて、急きょ、栗真の海岸で撮影することになったのです。

本作で制作進行として関わられた方が、津市にみえます。今、津フィルムコミッション「ロケっ津」の代表をされている高垣和郎さんです。高垣さんは、当時、映画製作の現場で活躍されておられ、この映画の撮影エピソードも、まるで昨日あったかのように克明に覚えてみえました。お話し上手ということもあるのでしょうが、何時間でも話をされるのではないかと感じたほど、この映画のエピソードが豊富にあるので、何かの機会に、「アイコ十六歳」の上映と高垣さんのトークイベントをしたいなと考えています。できれば、冨田靖子さんを招いて…

曲(挿入歌):サザンオールスターズ「NEVER FALL IN LOVE AGAIN 」
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投稿日 2018/11/25 (Sun) 17:54:23
更新日 2018/11/25 (Sun) 17:54:23
 


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